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複数個の磁石玩具の誤飲により胃穿孔および結腸穿孔を来した小児の1例(Gastric and colon perforations caused by ingestion of multiple magnetic toys in a pediatric patient: a case report)
Author(s) -
Yoshinori Sakai 酒井 喜規,
Yukari Goto 後藤 縁,
Takahisa Tainaka 田井中 貴久,
Yoichi Nakagawa 中川 洋一,
Akihiro Yasui 安井 昭洋,
Chiyoe Shirota 城田 千代栄,
Atsushi Numaguchi 沼口 敦
Publication year - 2021
Publication title -
nihon kyukyu igakukai zasshi: journal of japanese association for acute medicine
Language(s) - Uncategorized
Resource type - Journals
ISSN - 1883-3772
DOI - 10.1002/jja2.12586
Subject(s) - medicine , ingestion , gastroenterology
要旨  複数個の磁石を誤飲した場合腸管壁を隔てて磁石同士が接着し消化管穿孔や腸閉塞を来す危険性がある。玩具に使われていた磁石3個を誤飲し胃および結腸穿孔を合併した症例を経験したので報告する。症例は4歳の女児。玩具の部品である磁石がなくなっていることに母が気づき嘔吐したため救急外来を受診した。腹部単純写真にて上腹部に3つ連なった異物が確認され磁石誤飲と診断した。自覚症状・腹部所見とも乏しく経過観察となったが再検した腹部単純写真で異物の移動を認めず胃内に停留していると判断し内視鏡的異物除去を試みた。内視鏡下に観察すると胃前庭部後壁に陥入する異物を認め鉗子で牽引するも除去は困難であった。胃内の磁石とより肛門側に存在する磁石が腸管壁を隔てて接着し磁力のために引き剥がせないと考えられたため腹腔鏡下異物除去術を施行した。手術所見では磁石は胃に2個横行結腸に1個存在しそれらが胃体部大弯側と横行結腸を挟み込み胃および横行結腸壁が穿孔していた。異物除去と穿孔部の縫合閉鎖を施行し術後8日目に退院となった。誤飲したのは強力な磁力を持つネオジム磁石であった。玩具に強力な磁石が用いられその誤飲による事故が繰り返されていることは重大な問題であり規制が行われるべきである。また複数個の磁石誤飲を確認した場合には緊急摘出の適応になりうることを念頭に厳重に管理すべきである。

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