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VV ECMOのconfiguration変更に苦慮した1例(Difficulty in VV ECMO configuration change)
Author(s) -
Kenshiro Wada 和田 健志郎,
Keiki Shimizu 清水 敬樹,
Eichi Narimatsu 成松 英智,
Yuichi Sato 佐藤 裕一,
Jun Hamaguchi 濱口 純,
Takeo Matsuyoshi 松吉 健夫,
Hitoshi Kaneko 金子 仁
Publication year - 2020
Publication title -
nihon kyukyu igakukai zasshi: journal of japanese association for acute medicine
Language(s) - Uncategorized
Resource type - Journals
ISSN - 1883-3772
DOI - 10.1002/jja2.12504
Subject(s) - medicine
要旨 症例は40歳台の女性。新型コロナウイルス感染症ARDSに対して右大腿静脈脱血右内頸静脈送血でveno–venous extracorporeal membrane oxygenationVV ECMOが前医で導入され治療されていたが改善に乏しかったため当センターへ転院搬送された。来院時ECMO依存状態ではあったがカニューレが細く刺入部位の感染が疑われることからカニューレの交換およびconfigurationの変更を行いECMO管理を継続する方針とした。最終的に両側の大腿静脈を送脱血カニューレの刺入部位とする方針としカニューレ交換を開始した。右心房・下大静脈接合部の脱血に対して通常の短い送血カニューレによる下大静脈への送血ではrecirculationが過大となったため脱血孔が先端集約型かつ50cmの長さの脱血カニューレを送血カニューレとして代用し先端を右心房内にすることでrecirculationは軽減し酸素化も維持された。大腿静脈脱血–大腿静脈送血のVV ECMOではrecirculationを鑑み長さとサイドホールの位置を考慮した送血カニューレの選択とカニューレ先端の留置位置の決定が重要である。

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