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熱中症発生即時登録全国調査報告Heatstroke FAX 2016・2017(Report of nationwide survey of immediate registration on the occurrence of heat related illness: Heatstroke FAX 2016 and 2017)
Author(s) -
Heatstroke Surveillance Committee of Japanese Association for Acute Medicine 日本救急医学会熱中症に関する委員会,
Masaharu Yagi 八木 正晴,
Keiki Shimizu 清水 敬樹,
Yasufumi Miyake 三宅 康史,
Hiroyuki Yokota 横田 裕行
Publication year - 2019
Publication title -
nihon kyukyu igakukai zasshi: journal of japanese association for acute medicine
Language(s) - Uncategorized
Resource type - Journals
ISSN - 1883-3772
DOI - 10.1002/jja2.12364
Subject(s) - heatstroke , medicine , heat illness , emergency medicine , meteorology , physics
要旨 日本救急医学会ではこれまで熱中症発生に関する調査を行ってきた。2016年と2017年に熱中症による入院患者と外国人身体障害者を対象として熱中症発生調査を行った。【目的】本邦における熱中症の発生について調査することである。【方法】全国の二次・三次救急指定病院を対象としてFaxによる即日登録によって行った。【対象】熱中症を主病名として入院した症例とした。同時に2020年に東京オリンピック・パラリンピック開催を踏まえて外国人と身体障害者も対象とし調査を行った。【結果】登録施設数はHSF 2016では163施設HSF 2017では134施設であった。登録症例数はそれぞれ843例と713例であり記載不備などを除外すると778例と626例となった。登録された身体障害者はHSF 2016では37例HSF 2017では20例であった。外国人はそれぞれ4例と2例という結果であった。両期間ともに男性が多く年齢は11歳台と61歳以上にピークを認めた。高齢者では屋内発生が屋外発生を上回っていた。重症度別ではIII度が最も多く認められた。【考察】入院患者が対象のためIII度熱中症が多く認められた。男性に多く11歳台の若年者と61歳以上の高齢者に多く高齢者では屋内発生が多い点は過去の調査と同様の結果であった。身体障害者と外国人の調査については登録症例数が少なく今後の調査の課題となった。

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