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抵抗溶接とは Fig.1に示すように被溶接物(ワーク)を電 極で加圧、通電し、被溶接物の自己抵抗によりジュール熱 を発生させ局所的に溶融させて接合する方法である。この 接合方法は、様々な溶接手法の中で最も広く用いられてい る手法のひとつであり、その用途も自動車関連部品や家電 製品など幅広く利用されている。 ワークが鋼板などの場合、鉄は比較的電気抵抗が高く抵 抗溶接が容易であることから、電極はクロム銅などの銅合 金材料が使用される。一方、電気抵抗が低く高熱伝導材で ある銅系材料の溶接には、ワーク自体の発熱に加え電極の 発熱も必要であることから、高温特性に優れるタングステ ン系材料が使用される場合が多い。特に自動車産業におい てワイヤーハーネスやモーターなど電装品の生産工程には 銅系材料の抵抗溶接工程が多く、タングステン、モリブデ ン系電極の需要が大きい。 繰り返し加圧、通電を行う抵抗溶接において、電極は消 耗品であることから、安価でかつ寿命が長いことが求めら れる。当社は主に非鉄系のワークに対して最適な電極材を 選定し、独自の製法によりコストパフォーマンスに優れる 電極を提供している。

Tungsten-Based Materials Deployed into the Resistance Welding Electrodes