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序 前報(1)にひきつづ き,鼠 癩の動 物家験 を人癩 の動物実 験の模 擬実験 として,主 として,鼠 癩 の発症促進 性因子 の側 よ り1.2の 実験 をこゝろ みた。 は じめに幼若 マウス及 びハムスタ ーを用いて実験 した が,こ れはそれ ら小動物 の極 めて幼若 の ものが鼠癩菌に 対 して,ど のよ うな態度 をとるかにあつた。白鼠の各年 令におけ る発症 については,す でに太 田原 ・市原(2),太 田原 ・市原 ・織 田(3),市 原 ・鈴木(4)の実験 が あるが,そ の検討は十 分で ない。 マ ウスに対 する動物実験には多 く の実験(5)(6)(7)(8)(9)が あるが,そ の年令についての検討は してい ない ので ある。 またハム スターについて も,2.3 の研究(10)(11)(12)があ り,大 体,鼠 癩 に対 して感受性が あ るこ とについて は意見 の一致 をみてい るが,完 全な る研 究 はな されていない。従 つて本回は特に年令的にみて鼠 癩 に対 して感受性が 如何 に異るかを検 討 した。 なお,次 に近時,急 進 の研究 をみたHyaluronidaseを 用いて鼠癩 の実験 を行 つた。B・C・G.の 接 種を このhyaluronidaseと と もに行 うとツベル ク リンの陽転化 が早期 におこる とい うBerggvist(13)の 研究 があ るが鼠癩 の発症 について もた ちまちこれ を用いて の研究 が報告 されつつ あ る(14/(15/。われわれ のこの実験 に対 する理 念は鼠癩 菌 がhyluronidase共 に接種 され,鼠 癩菌が まだ外界 の影 響を うけ ることが少い間に,皮 下組織 におけ る滲 透拡散 が容易にな り,以 つて速 かに鼠癩菌が各臓器,淋 巴腺に 運 搬 された ら,そ こで鼠癩菌が処 をえて,即 ち鼠癩菌が もつ とも増殖に好条件 の場所 に到着 して急速 な る増殖 を 開始 し,今 まで試み られ た接種法 よ りも,よ り速かな る 増殖 を見 るのでは ない か,考 え方 をかえれ ば,各 臓 器 毎,淋 巴腺毎 の接種法 を同時 に行 つた結 果を うることが 出来 るのでは ない かと考 えた次第で あ る。

ON THE SUSCEPTIBILITY OF YOUNG MICE AND HAMSTERS TO THE MURINE LEPROSY BACILLUS AND THE INFLUENCE OF HYALURONIDASE UPON THE ONSET OF MURINE LEPROSY