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方 法 被験体 Wistar 系雄性ラット 13匹(230-346 g)を使用した。 これらの被験体を,実験群(n = 7)と統制群(n = 6)に無作 為に割り当てた。実験は12時間の明暗サイクル(7:30に消灯, 19:30 に点灯)における暗期に実施した。飼育時には,被験体 の摂餌を 1日 2回,計 4時間(8:00-10:00,17:30-19:30)に制 限した。飼育餌として市販のペレット飼料(フナバシファー ム)を与えた。 刺激 条件づけ期・Test 1における刺激として,粉末化した 飼育餌に加水(70ml/飼育餌粉末 100 g)して乾燥させた実験 餌(乾燥後重量 130.8-135.8g/飼育餌粉末 100 g)を作成した。 乾燥前にレモン香料(ナリヅカコーポレーション,4 ml/飼 育餌粉末 100 g)を加えた実験餌(CS)と,香料を添加しな い実験餌(NF:Normal Food)の 2種類を作成した。Test 2,3 では,レモン香料やローズ香料(ナリヅカコーポレーション) の 0.3%溶液を提示した。 手続き 条件づけ期には条件づけ日を 3回設けた。各条件 づけ日には,被験体にホームケージ内で CSを 2時間自由摂 餌させた。その後,被験体に 0.15M 塩化リチウム(実験群), または生理食塩水(統制群)を体重の 2%量腹腔内投与した。 各条件づけ日の後には 2日間の回復日を設けた。回復日には 飼育餌を与えた。 条件づけ期が終わると,各群の CSと NFの選好を比較した (Test 1)。ホームケージの餌皿を左右に分割し,CSと NFを 同時に提示した。それらを被験体に 2時間自由摂餌させて, その摂餌量を調べた。また,各群の CSの香りに対する選好 を二瓶比較法によって調べた(Test 2,3)。Test 2ではレモン 香料溶液(le)とローズ香料溶液(ro)を,Test 3では leと水 (w)を瓶に入れて提示して 2時間自由摂取させ,それぞれ の摂取量を計測した。

Sensory properties of conditioned stimuli on taste aversion learning in rats