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2.管内の共鳴実験 送風用ダクトや配水管などの内部で共鳴が起こると大 きな音が発生し,苦情やトラブルの原因となる.この際, 管内部の音圧がどの ように分布している かを知ることは騒音 対策を講ずる上で非 常に重要である. そこで,デモンス トレーションで望ま れること(表1)を 考慮して,管内部の 音圧分布を可視化することを考えた.すなわち,ガラス管 の端部で音を発し,管の長手方向に共鳴する時には内部 の発泡スチロール球が音波でどのように動くかを観察で きるようにした.これはクントの実験としてよく知られて いる. 2.1 実験装置と共鳴モードの可視化 長さ1500mm,内径44mmのガラス管内部に直径約 5mmの発泡スチロール球をひと握り均等にばらまい た.管の一端はふさぎ,他端には55mm径のスピーカ (TOYO製70FB02BC)を取り付け,デジタル発信器 (KENWOOD製FG-273)で定めた周波数の正弦波信号 を増幅して音を発生できるようにした. スピーカからの出力は一定のままで周波数を少しずつ 動かすと,内部の発泡スチロール球が激しく踊り始め, ある周波数に近づくと球体はほぼ等間隔の何か所かに分 かれて集まりだした(図1). 発泡スチロール球がきれいに分かれた共鳴周波数で音

The Educational Effects on Sound Experiment of Duct Model