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2.ETロボコンとは ETロボコンは,ETソフトウェアデザインロボット コンテストの略称で,モデルベース設計手法(MBD) による組込みソフトウェア技術者の人材育成を目的と している.オープン参加型のコンテストとして,産学 官連携協力により開催されている.決められた走行 体(ロボット)で指定コースを自律走行する競技大会 で,同一のハードウェアに,UML(Unified Modeling Language)等で分析・設計したソフトウェアを搭載 し,モデル審査とプログラミング技術による走行競技 で順位を競う. 2002年に組込みソフトウェア管理者・技術者育成研 究会(SESSAME)のメンバーが中心になってUMLロ ボコンとしてスタート,2005年から社団法人組込みシ ステム技術協会(JASA)が主催となった.同時にモデ リングをUMLの枠だけに捉われることなく,SysML などの様々な手法による新しい展開もありえるといっ たことから「ETロボコン」と名称を変更した.現在で は,北海道から沖縄まで,全国11地区の地区大会と, 各地区で選出された優秀チームによるチャンピオンシ ップ大会(全国大会)を実施している. 2012年で11回目の開催となるETロボコンであるが, その間に参加チームの動向に合わせて,絶えずルール 改正や審査方法の変更を行ってきた. 図1は,ETロボコンの参加者の推移と内訳である. 当初,企業チームのみであったが,次第に教育機関か らの参加チームが増え,現在は約半分を占める.2008

Engineer Education through the ET Software Design Robot Contest