English (United Kingdom)

https://curated-unify.zendy.io/wp-json/zendy-region/v1/featured_content/oa?rat=en

https://curated-unify.zendy.io/wp-json/zendy-region/v1/highlighted_journal/

Global: Zendy Plus annual

Presents the access of premium content as premium feature

Premium Content

Presents the keyphrase highlighting as premium feature

Keyphrase Highlighting

Presents the summarisation as premium feature

Summarisation

Insights

Presents the pdf analysis as premium feature

PDF Analysis

Presents the zaia usage as premium feature

ZAIA

Global: Zendy Tools annual

Global: Zendy Free Plan

Global: Zendy Tools monthly

Global: Zendy Plus monthly

若年性ポリポーシスは消化管の中でも主に大腸に若 年性ポリープが多発する比較的稀な疾患であるが,大 腸以外に胃や小腸にもそれらを認める例が報告されて おり,若年性胃腸管ポリポーシスとも呼ばれている. さらにその特殊型として胃のみに限局する症例の報告 も認められるようになっている.今回,われわれは胃 限局性若年性ポリポーシスに早期胃癌の合併を認めた 1例を経験したので報告する. 症 例 患者:31歳,男性. 主訴:鉄欠乏性貧血. 家族歴:特記事項なし. 既往歴:生後1カ月,幽門閉鎖症にて手術.生後6 カ月,心室中隔欠損(自然閉鎖).14歳時,若年性関節 リウマチ.19歳時,十二指腸潰瘍・皮膚骨膜肥厚症. 現病歴:若年性関節リウマチに対するステロイド内 服加療中,27歳時に鉄欠乏性貧血を指摘された.上部 内視鏡検査にて胃前庭部を中心にびまん性多発性小ポ リープが認められ,組織学的に若年性ポリープであっ たため胃限局性若年性ポリポーシスと診断され,内視 鏡下粘膜切除術(endoscopic mucosal resection;以 下,EMRと略記)が施行された.3年後の2004年2月, EMR瘢痕部周囲より再度ポリポーシスの出現と組織 学的に異型上皮巣合併の診断を得たため手術目的にて 入院となった. 入院時現症:自覚症状なし.頭部および顔面に皮膚 骨膜肥厚症に特徴的な脳回転状皮膚を認める.両手指 にバチ状変化あり.他の消化管ポリポーシスに特徴的 な理学所見は認めず. 入院時検査所見:軽度の鉄欠乏性貧血とCEAの軽 度上昇を認めた.総蛋白,アルブミン値は正常範囲内 であった. 上部消化管内視鏡所見(EMR施行前):胃前庭部小 彎後壁よりに,長径5cm大の有茎性ポリープを,さら にその基部を含め後壁中心に胃角部から前庭部に広が る大小の無茎性ポリープの集簇を認めた.粘膜面は全 体的に浮腫状,退色調を示し,一部に発生を伴い点状 出血班も認められた(図 1 a, b). 生検は全て若年性ポリープとの診断を受けEMRに て有茎性ポリープを周囲小隆起部も含め切除したが, 切除標本の病理診断にて一部に異型上皮巣および高分 化型腺癌の合併が指摘され,内視鏡的に粘膜追加切除 を施行し残存ポリポーシスを可及的に摘出した(図1 c).

A CASE OF EARLY GASTRIC CANCER OCCURRED FROM JUVENILE GASTRIC POLYPOSIS