English (United Kingdom)

https://curated-unify.zendy.io/wp-json/zendy-region/v1/featured_content/oa?rat=en

https://curated-unify.zendy.io/wp-json/zendy-region/v1/highlighted_journal/

Global: Zendy Plus annual

Presents the access of premium content as premium feature

Premium Content

Presents the keyphrase highlighting as premium feature

Keyphrase Highlighting

Presents the summarisation as premium feature

Summarisation

Insights

Presents the pdf analysis as premium feature

PDF Analysis

Presents the zaia usage as premium feature

ZAIA

Global: Zendy Tools annual

Global: Zendy Free Plan

Global: Zendy Tools monthly

Global: Zendy Plus monthly

患者:65歳,男性。 既往歴:なし。 現病歴:警察署前で青信号になっても発車しない車 があり,警察官が見に行ったところ,患者が心肺停止 状態だったため,ただちにCPRが開始された。自動体 外式除細動器(automated external defibrillator, AED)を装着したところ,心室細動(ventricular fibrillation, Vf)であり除細動が施行され,当院搬入直前に 心拍再開した。発見から心拍再開までの時間は20分 程度と考えられた。 入院後経過:脳保護目的に人工呼吸管理下で低体温 療法を開始した(34.0°C,24時間)。心電図で左脚ブ ロック,心エコーにて後壁の運動低下を認めており, 緊急冠動脈造影(coronary angiography, CAG)を行っ た。右冠動脈#2の100%閉塞を認め,ニトログリセリ ン冠注にて解除し,冠攣縮性狭心症からのVfと診断し た。引き続き低体温療法を継続する方針としたが, CAG終了時に心タンポナーデを疑う所見は認めな かった。胃冷却用チューブを抜去し,経管栄養用チュー ブを再挿入しICU入室となった。 ICU入室後2時間頃より脈拍120 /min,収縮期血圧 70 mmHg台となり,輸液,昇圧薬の投与にも反応し なかった。原因検索のため心エコーを施行したところ, 心嚢液貯留を認め,心タンポナーデと診断した。心嚢 ドレナージにより約120 mlの血液を吸引し,血圧も 120 mmHg台と回復した。しかし同時期より胃管よ り血性排液が持続し,約1時間後再度ショックとなっ たため,腹部造影CT検査を行った。胃体部後壁付近 より造影剤の漏出を認めたため,内視鏡検査を行った ところ,胃体部小彎後壁に裂傷を認め,連続する露出 血管より活動性の出血を認めた。内視鏡的焼灼術と輸 血によりショックより離脱した。 また翌日のCT検査で縦隔気腫を認めた(Fig. 1)た め,再度内視鏡検査を行ったところ,上部食道の裂傷 を認めた。胃管は低体温療法導入時の胃冷却用チュー ブと経管栄養用チューブと2回挿入を行ったが,胃冷 却用チューブ挿入時の損傷が疑われた。全身状態より 手術は困難と判断し,スルバクタム・アンピシリンナ トリウムの投与にて保存的加療を行ったが経過は良好 で,明らかな後遺症を残さず第24病日転院した。

A case of complications of cardiac tamponade and gastric laceration due to cardiopulmonary resuscitation