English (United Kingdom)

https://curated-unify.zendy.io/wp-json/zendy-region/v1/featured_content/oa?rat=en

https://curated-unify.zendy.io/wp-json/zendy-region/v1/highlighted_journal/

Global: Zendy Plus annual

Presents the access of premium content as premium feature

Premium Content

Presents the keyphrase highlighting as premium feature

Keyphrase Highlighting

Presents the summarisation as premium feature

Summarisation

Insights

Presents the pdf analysis as premium feature

PDF Analysis

Presents the zaia usage as premium feature

ZAIA

Global: Zendy Tools annual

Global: Zendy Free Plan

Global: Zendy Tools monthly

Global: Zendy Plus monthly

現在,乳房超音波検診の導入に向けて,乳房超音波 ガイドライン(以下,ガイドライン)の作成,全国で の乳房超音波講習会の開催,乳房超音波検診の効果 についての無作為比較試験(J―START)が実施されて おり,近い将来,本格的に超音波装置を用いた乳がん 検診の開始が期待されている。そのため,乳房超音波 診断装置の精度管理は急務となっている。これまで乳 房超音波検査は,日本乳腺甲状腺超音波診断会議によ り編集されたガイドラインを基にその精度管理が実施 されてきた。このガイドラインによる精度管理には2 つの内容が含まれる。1つ目は,検査法と診断基準の 標準化による診断基準の精度管理(人の精度管理),2 つ目は,超音波診断装置に関する精度管理(装置の精 度管理)である。超音波検査の精度管理とは,この双 方が確立される必要があると考える。 前者は,乳腺超音波診断に習熟した医師・技師によ り,その技術と経験を講習会や hands onセミナーな どを通して普及および定着が行われている。 後者は,ゲインやダイナミックレンジなどの基本的 な項目の共通基準を設けるのが困難であり,検査経験 の浅い医師・技師にとって再現性の高い精度管理を実 施することはきわめて困難である。また,乳房超音波 診断装置の画像劣化は少しずつ変化が進んでいき,日 常の検査中にそれらを把握することは困難である。も し,劣化が進んでいても各種パラメータの調節により 適正に近い画像が得られてしまうため,今まで積極的 な精度管理は行われてこなかった。また,ガイドライ ンにも明確に精度管理方法が記載されておらず,ユー ザーにその大部分が委ねられているのが現状である。 桜井らは,ファントムを用いた乳腺超音波診断装置 のための精度管理を提案し,京都科学社により製品 化された。現在,ファントム画像の評価は,視覚によ る主観的な手法が中心である。しかし,視覚評価は 画像表示装置上の観察であり,観察者の個人差だけで なく,ゲインなどの装置パラメータ,環境光,画像表 示装置のパラメータなど,さまざまな変動要因が予想 される。逆に検査経験の浅い医師・技師は,視覚評価 を一定の基準に適合させるため,変動要因を最適でな い方向に調整する危険性がある。 日本乳癌検診学会 Japan Association of Breast Cancer Screening

Development of a Quality Control Tool for Mass Target Image Analysis of Phantoms for Breast Ultrasonography