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世界 の海洋 において油 ・ガス田開発 の対象 になる地域 は年 々大水深化 してお り, 開発 される油 ・ガス田の規模 は次第 に小 さ くな って きて いる。 このため, 従来 の開発 システムである ジャケ ッ トタイプ (実績6,500基 以上) で は経 済的に採算 が とれな い小規模 な油 ・ガ ス田 に対 し て は, 1980年 代 か ら海 底仕上 げを採用す る例 が増 えて き てお り, これまでに800坑 近 い実績 が報告 されて いる。 日本 近海 では, 1991年 (平成3年) に磐城沖石油開発 (株)の磐城沖プ ラッ トフ ォー ムの東 南東17kmの 地点 で 掘削 された基礎試錐 「磐城沖」 で天然 ガスの産 出が確認 され, この フィール ドめ開発概念 と して, 既存 プラ ット フォー ムと海底仕上 げの併用 が有力 な開発 システムの候 補 と考え られてい る。 平 成5年 度 よ り, 石油公団石油開発技術 セ ンター, 帝 国石油(株), 石 油資源開発(株), 新 日本製鐵(株), 日本海洋掘 削(株)の5社で, この フィール ドを対象 と した水 深300m の海 域におけ る海底仕 上 げ適用技術 をテーマと した共同 研究 を実施 してい る。 ここに その成果 の一 部 を紹介 す る。

Subsea system application for gas field in 300m water depth.