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JIS A 5308 は,平成 26 年 3 月までに,工業標準化法 第 13 条に基づく 5 年ごとの定期の見直し時期となる。 これに先立って,平成 22 年 4 月 3 日付けで経済産業省 から,「平成 22 年度社会環境整備・産業競争力強化型規 格開発事業に関する調査研究」の一環として,(株)三菱総 合研究所を経由して,「レディーミクストコンクリート の環境配慮及びトレーサビリティの向上に関する JIS 開 発調査研究事業」が,全国生コンクリート工業組合連合 会(以下,全生連)に委託された。上記事業の実施のた めに,全生連は JIS A 5308 改正調査研究委員会(委員 長:辻 幸和(前橋工科大学)学長,副委員長:桝田佳 寛(宇都宮大学)教授)を設置して,調査研究を実施し ている。 この委託事業における具体的な調査項目は,下記のと おりである。 1) JIS 改正原案作成のための調査研究(回収骨材の 活用,電子媒体による情報提供の効率化,トレーサ ビリティの向上のための標準化の調査研究,乾燥収 縮の迅速試験方法の開発等) 2) JIS A 5308 改正原案の作成(国際整合化の検討, 環境配慮) 3) JIS A 5308 追補(改正)原案の作成(運搬時間の 定義,スラッジ固形分率が 1 %未満の活用によるス ラッジ廃棄量の削減システム,環境配慮を示す付記 事項,回収骨材の活用等) 4) JIS Q 1011 改正のための提言 JIS A 5308 は平成 21 年 3 月に改正公示されてまだ時 間経過も少なく,技術的に大幅な進展もないことから, 平成 22 年度は JIS A 5308 の改正が喫緊と思われる以下 の 4 項目について,追補による部分的な改正を行った。 1運搬時間の定義の明確化 2環境ラベルの導入 3廃棄物の低減に向けたスラッジ水の使用促進 4引用規格の追加 3. 運搬時間の定義の明確化

Amendment (Revision) of JIS A 5308 (Ready-mixed concrete) : 2011