English (United Kingdom)

https://curated-unify.zendy.io/wp-json/zendy-region/v1/featured_content/oa?rat=en

https://curated-unify.zendy.io/wp-json/zendy-region/v1/highlighted_journal/

Global: Zendy Plus annual

Presents the access of premium content as premium feature

Premium Content

Presents the keyphrase highlighting as premium feature

Keyphrase Highlighting

Presents the summarisation as premium feature

Summarisation

Insights

Presents the pdf analysis as premium feature

PDF Analysis

Presents the zaia usage as premium feature

ZAIA

Global: Zendy Tools annual

Global: Zendy Free Plan

Global: Zendy Tools monthly

Global: Zendy Plus monthly

(1) 小豆4品種を昭和61年に北海道立十勝農業試験場(芽室),利別,東千歳で栽培,生産し,それらの一般成分含量(タンパク質,脂質,炭水化物,灰分),タンパク質成分組域,デンプンの性質(粒度分布,アミロース含量,糊化最高温度),小豆の加工適性(百粒重,発芽率,煮豆重量増加率,こしあんとさらしあんの収率と各残皮率),製品(小倉あん,甘納豆,ぬれ甘納豆)の色調と官能評価について,品種と生産地の影響を検討した. (2) 4品種, 2生産地(芽室,利別)について品種間,生産地間差異を検討の結果,品種間では音更小豆のタンパク質成分組成(DAVIS法) No.1の比率が高く,同No.5が低いこと,ベニダイナゴンのアミロース含量が低いこと,エリモショウズの百粒重の低いこと,ベニダイナゴンのさらしあん収率(150mesh篩別)が低く,同残皮率(150mesh飾別残渣)が高いことなどにより,それぞれ有意差として認められ,寄与率に高い値がみられた.一方,生産地間では,芽室産がタンパク質成分組成(LAEMMLI法) No.1の比率,アミロース含量,煮豆重量増加率,こしあんの収率でそれぞれ低いこと,甘納豆のx値が芽室産に高く, y値が利別産に低いことにより,それぞれ有意差として認められ,甘納豆の色調においては,生産地からの高い寄与率が認められた. (3) デンプンの粒度分布では,エリモショウズでは5060μmに山が,その他の品種では4050μmに山がみられた.また,芽室産では粒度分布に広がりが認められた. (4) 項目間の相関では,危険率1%において,負相関がタンパク質含量と灰分含量間,タンパク質成分組成(LAEMMLI法) No.5と10間に認められた.一方,正相関が煮豆重量増加率とタンパク質成分組成(LAEMMLI法) No.1,こしあん収率間にみられた. (5) 製品の官能評価では,小倉あんは製造2社に共通して,品種ではべニダイナゴンの色調に劣る傾向,アカネダイナゴンの種皮にかたい傾向がみられた.品種と生産地間有意差が, I社のつやに認められた.甘納豆では各評価項目に,品種の一致した評価の傾向はなく,ベニダイナゴンの芽室産において,外観,風味,総合共に高い評価が得られた.一方,ぬれ甘納豆では,芽室産のアカネダイナゴン,ベニダイナゴンの外観の評価が高く,ベニダイナゴンの東千歳産の風味に高い評価が得られた. 終わりに,製品の製造は,小倉あんを両口屋是清(小牧市)および株式会社イマムラ(京都市),甘納豆を株式会社でん六(山形市),ぬれ甘納豆を田中製あん(千歳市)で行なった.また,本研究費の一部は,ホクレン農業協同組合連合会北海道豆類種子対策連絡協議会の受託費によった.共に,謝意を表します.

Differences of cultivar and location on the qualities of Adzuki beans grown in Hokkaido.