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The aim of this study was to evaluate the clinical effect of low power laser irradiation around the stellate gannlion in the neck. The hand temperature of the patients, who has disturbances of autonomic nervous system, was significantly increased after irradiation. Although we performed simple pressure stimulation of the stellate ganglion by laser tip, the hand temperature did not chang. In the recent studies, as a souce of hand temperature elevation, excess energy metabolism and blood stream have been documented. Therefore, we speculated that the mechanism of these changes may be due to the neurovascular responces through coat reaction of the autonomic nervous system. Key ward : low power laser, stellate ganglion, autonomic nervous system, simple pressuer effect 今回我々は低出力 レーザーの星状神経節近傍への照射 効果と適応を検討すべ く,交 感神経の過緊張状態と考え られる患者と健常者によるレーザー照射の効果を比較検 討 した。また圧迫 しなが らレーザーを照射 したので,そ の効果が指圧効果を持つか否かを検討 した。 対 象,方 法 対象は,要 町病院理学療法科にて加療中の患者 と健常 者で本実験の主旨に協力を得 られた17名 を対象とし以下 の3群 に分けた。 (1)患者群;頸 部か ら上肢にかけて痺れ,痛 み,冷 感の (平 成4年5月22日 受 理1992,平 成4年7月31日 掲 載 決 定) (Received May 22th 1992, Accepted July 31th 1992) 第13巻 第3号1992年9月 日本 レーザー医学会誌 3 強い者5名,疾 患の内訳は外傷性頸椎症2名,頸 肩腕症 候群1名,糖 尿病性末梢神経障害 王名,レ イノー症候群 1名 (2)対照群;健 常者10名 (3)非照射群;圧 迫のみで レーザー光照射を施行 しな かった者7名 レーザーは,泉 工 医科工業株式会社製He-Neレ ーザー 治療器を使用 した。照射 した星状神経節近傍は、解剖学 的には,図-1の ごとく第7頸 椎の横突起前方で下頸交 感神経節 と第1胸 交感神経節が癒合 し星状神経節を形成 しているのが通常で,第6頸 椎位の中頸交感神経節とつ ながっている。照射方法は,左 手の指示 と中指で総頸部 動脈を外側に引き寄せ,軟 部組織をわけて中指で第6頸 椎横突起の前結節を触れ,そ こより尾側 に約1-3cmの 点,す なわち第7頸 椎横突起基部を狙って照射 した1)。 この点は,胸 鎖関節より約2.5Cm上 方,正 中より約1.5Cm 外側にあたる。星状神経節の前方には頸動脈が走 ってお り,こ れを確実に圧排することが照射時の要点の1つ と 思われる。照射時かなり強 く圧迫照射 しており,ま た既 製品の先端では星状神経節などのスポットを狙いにくく, 我々が考案 した図-2の ごとくスポ ットを猿いやすく細 か く改良された特殊テーパガイ ドは正確な照射を可能に した。 そ して,同 側 の手背 温の変 化を 日本電気 三栄社製 ニ ューサーモ トレーサ6T67を 用いて測定 した。室温は, 22±2°C であった。測定 は以下の通 り3期 に分けた。 I.照 射前;被 検者を仰臥位で15分 間安静状態にした時 の手背温の変化 II.照 射中;そ の後10分 間星状神経節近傍に圧迫照射 し た時の手背温の変化 III.照 射後;照 射終了後10分 間安静状態にした時の手背 温の変化 各群の平均上昇率の変化はt-test,群 間比較はpaired-ttestにて統計処理 した。 結 果 1.各 群における平均手背温の変化(図-3) 患者群では,入 室時より皮膚温に開きが強 く,こ れは レイノー様症状を示 した患者がおり,2名 が20°C 台の低 温を示 していた為と考えられる。 レーザー照射により対 照群,非 照射群 はほぼ同様の軽度の上昇を示 しており, それに比べて患者群では強い上昇 している。 これを上昇 率(°C/min)で 比較検討 した。 2.各 群における平均手背温上昇率の変化(図-4) 患者群では照射前の上昇率に比べて照射中,照 射後の 上昇率ともに有意な差を示 していたが,対 照群,非 照射 群では照射前の上昇率 と照射中,照 射後の上昇率に有意 な差はなか った。 3,平 均手背温上昇率の群間比較(表-1) 由本 亨、若杉文吉著 図解痛みの治療 医学書院より引用 図-1星 状神経節の解剖 表1群 ど う しの 検 定(t-TEST) 従来のテーパーガイ ドに比べ、先端部を 細 く(直径7mm)す ることで小 さなポイン ト で皮膚上か ら深部へ挿入することができる ため皮下深部への照射が可能。

The effect of low power laser irradiation around the stellate ganglion