English (United Kingdom)

https://curated-unify.zendy.io/wp-json/zendy-region/v1/featured_content/oa?rat=en

https://curated-unify.zendy.io/wp-json/zendy-region/v1/highlighted_journal/

Global: Zendy Plus annual

Presents the access of premium content as premium feature

Premium Content

Presents the keyphrase highlighting as premium feature

Keyphrase Highlighting

Presents the summarisation as premium feature

Summarisation

Insights

Presents the pdf analysis as premium feature

PDF Analysis

Presents the zaia usage as premium feature

ZAIA

Global: Zendy Tools annual

Global: Zendy Free Plan

Global: Zendy Tools monthly

Global: Zendy Plus monthly

一般に「ろ過」とは多孔質のろ過材によって液体のみを通 過させ固体粒子は通過させない分離操作のことで,加圧方法 により定圧ろ過と定速ろ過に大別される 。溶融アルミニ ウムの清浄化を目的に行われるろ過は,次工程の鋳造工程で 一定流量を必要とするため,ろ過槽の溶融アルミニウム入口 側の圧力を変化させる定速ろ過で行われている。一般に高温 で使用される溶融金属用ろ過材には高い介在物ろ過性能,高 い生産性,熱的および化学的安定性,低コストの特性を具備 する必要がある 。これらの要求項目は相反する特性が多く, それら特性の両立が課題となっている。一方,溶融アルミニ ウム中の介在物は地金中にすでに存在しているものと溶解工 程で混入するものとに区分される。これらの介在物は Al2O3, MgO,MgAl2O4などの酸化物系,AlC4などの炭化物系,結晶 微細化剤に含まれる TiB2や VB2などほう化物系などに分類 される。これらのうち最も代表的なものは酸化物系介在物で あるとされている 。溶融アルミニウム中の介在物評価には 各種の方法があるが,介在物の量,種類,サイズが同時に効 率よく評価できる方法は存在せず,複数の方法を併用してい るのが現状である 。 著者らは,溶融アルミニウム用アルミナ質ろ過材の結合材 として 9Al2O3 · 2B2O3(以下「9A2B」と略す)結晶の適合性 やその 9A2B結晶の生成機構を検討してきた 6) 。その結果, 9A2B結晶は溶融アルミニウムに対して耐食性に優れ,高温 まで強度を維持し,熱膨張率が骨材原料の Al2O3よりも低い ことから,ろ過材の結合材として有効であることを見出した。 9A2B結晶生成機構に関しては,Al2O3–B2O3–CaO系 3成分フ リット単体からは 9A2B結晶は生成せず,Al2O3添加が必要で あること ,9A2B結晶生成量の増大には Al2O3–B2O3–MgO系 3成分フリットが有効で,その結晶生成量は焼成時の熱負荷 に依存した。9A2B結晶生成量が多いろ過材の耐食性は向上 するものの溶融アルミニウムが含浸しにくく完全含浸しない 場合のあることが観測された 。そこで,溶融アルミニウム に濡れやすく,還元される SiO2を結合材へ添加した効果を検 討し,10 mass% SiO2添加が,高温での強度低下が認められ ず,シリコン溶出が抑えられ,アルミニウム含浸性が改善で きる条件であることを見出した 。また,ろ過材の処理量や 研究論文

Evaluation of filtration efficiency for single layer and double layers alumina filter using aqueous suspension