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近年 トンネ ル建設工事 においては掘削工法の発達 と交 通量 の 増大 に伴 って, 大断面 トンネ ル の 掘削が多 くな り, しか も重圧箇所や劣悪な地質に遭遇す ることもます ます増大 してい る. この結果, 大断面の トンネル鋼 アー チ支保工 にしか も大寸法の形鋼が採用 され, これ らの設 計方法の確立が必要 とな ってい る. 一方, 従来 この設計 法 として, Proctor および White の 方法1)が あ るが, この方法は受 働荷重 の算 出に力 のつ り合 い を用 いてお り このためた とえば主働荷重 が偏荷重 であって も, 発生 す る受働荷重 に よって対称 的な全荷重 が作用 する ことにな り, 実状にあわない. この ことか らもわかる ように, こ の方法は支保 工設計 方法 として, 多 くの欠点 をもってい る といわ ざるを得 ない. 次 に実物大実験 によって, 支保 工の耐荷重 強度 を推定 する方法 も筆者(坂 本)2)~4)によっ て提案 されたが, 本法 は多 くの費用 と労力 を要 し, また 実験操 作 も容 易でな く, 一般的 な方法 とはいえない. その後, 筆者 (岡 ・松本)5)あるいは長 ら6)~8)によって Proctor らの方法 とは異 なつた支保工 の耐荷重強度 を計 算 する方法 が提案 された. これ らの 方法 を 概説 す る と 次 のよ うである. まず, 主働荷重 の 大 きさと分布 は, Proctor らの提案 した方法 によって決定 し, 次 に主働荷

PROPOSAL OF A CALCULATING METHOD FOR THE STRENGTH BEARING LOAD ON TUNNEL STEEL ARCH SUPPORTS