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等時 間原則 とは, 各道 路区間 の 走行時間 が 交 通量に よって変化す る ことを前提 として, 運転者 は起終 点間の 所要時 間が最 小 となる経路 を選ぶ とい う仮定 である。 こ の配分原則 はWardrop, J.G.1)に よ って 提唱 され た も のであ り, WardrOP, J.G.自 身は等時間原則 を 「走行 時 間 は実際 に使用 され る経路 についてすべ て等 しく, 使 用 され ない どの 経路 の それ よ りも 小 さい」 と表現 してい るoそ して 「交通 の状態 は最終的に は, 新 しい経路 を選 択す るこ とによ って走行 時間 を小 さ くす るこ とができな い よ うな平衡状態 にいたる と仮 定す ることができるであ ろ うか ら, この配分原則 は非常に現実的 である」 と述 べ てい る。 等時間原則 による交 通量配分の計算手法 につ いては多 くの研究が なされ てお り, その近似解 を求 める方法 とし て分割配分法, ウエイ ン法な どすでにい くつ かの有用 な 計算方法が開発 され, 実用 に供 されている。 一方, その 厳 密解 を求 める方法 につ いて もさま ざまな計算手法 が提 案 されてい るが2)~5), それらの多くは実際上の適用性に 乏 し く, 一般 の道路網 を対象 として組織的 に計算 を行 な う手 法はみあた らない。 本 研究は, 道路区間 の走行 時間が交通量の増加 とと も に直線 的に増大す ることを仮定 して, 等時間原則 による 交通量 配分計算 を行 な う手法 について考 察 を行な った も のであ る。変数 としてはパ スフ ロー を用 いてお り, 順次 ゾー ンペ アー を遷移す ることによ って, ゾー ンペ アー ご とに等 時間原則 を満足す るよ うなパ ス フロー を求 めてい る。 また, 走行時間関数 を線形 に仮定 した ときには, 等 時 間原則 に よる交通量配分 は特殊 な2次 計画法 の問題に なるが, これ を非常に効率 よ く解 くアル ゴリズ ムを開発 している。 この手法で は計算が組織的 であるか ら, いか なるOD表 と道 路網 とが 与 え られて も電子計算機 に よ り自動 的に配分計算 を行 な うこ とができる。

AN ITERATIVE METHOD OF TRAFFIC ASSIGNMENT BY THE PRINCIPLE OF EQUAL TRAVEL TIMES