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(1)設計の考え方1)~3)な ど 一般に構造物や製品の設計の考え方には ,「性能照査 型」と「仕様型」とがある. 性能照査型とは,そ の設計物に求められる性能を満 足するか否かを事前に照査し設計する考え方であり,こ れに基づくことによって設計物の性能を確認することが できる.ま た,こ の設計法によれば,求 められる性能さ え満足すればいかなる手法でも採用できるため,最新の 技術や工法を比較的自由に導入することが可能であり, 様々な制約条件の中で最も適切な手法を選択することが できる.し かしその一方で,設 計物の性能を的確に照査 しなければならず,こ れがこの考え方を適用する上で大 きな障害となる場合がある.た とえば,個 々の地点の自 然条件に応じて設計条件が大きく変化する土木構造物の 性能照査には,数 多くの経験が必要とされ,技 術者 に高 い技術力が要求される. これに対して仕様型とは,過 去の研究や経験などに 基づき定められた仕様によって設計する考え方である. これは,設 計物の性能を照査する必要がなく技術者の負 担を質 ・量ともに軽減でき,一 定水準のものを短期間で 大量に生産する場合に適している.し かし,時代の流れ や技術水準の進歩によって求められる性能が,仕 様が規 定された当時から変化したり,新たな性能指標での評価 が求められたりするようになると,こ れらを満足できな いものを設計する惧れがある.ま た,仕 様が強制力のあ るルールや法令となる場合が多く,た とえ良質で経済的 な技術,工 法が開発されても,これらを簡単に導入でき ないという欠点も併せ持っている.

A Methodology of a Traffic-Performance-Oriented Highway Planning and Design Considering Hourly Traffic Demand fluctuation