English (United Kingdom)

https://curated-unify.zendy.io/wp-json/zendy-region/v1/featured_content/oa?rat=en

https://curated-unify.zendy.io/wp-json/zendy-region/v1/highlighted_journal/

Global: Zendy Plus annual

Presents the access of premium content as premium feature

Premium Content

Presents the keyphrase highlighting as premium feature

Keyphrase Highlighting

Presents the summarisation as premium feature

Summarisation

Insights

Presents the pdf analysis as premium feature

PDF Analysis

Presents the zaia usage as premium feature

ZAIA

Global: Zendy Tools annual

Global: Zendy Free Plan

Global: Zendy Tools monthly

Global: Zendy Plus monthly

医学の進歩 と共に,疾 病 も次第に細分化され, 現在ではその数は多数にのぼつている.疾 病が分 離され,独 立性が認められ一つの疾患単位として 確立 されていく過程は複雑であるが,研 究成果の 積み重ねと,論 理的展開とい う点では極めて興味 がある.疾 患単位 として確立 されるまでには,疾 患によつては,か なり長い期間を要 してお り,医 学の発展の歴史そのものと対応 している感があ る.し かし,疾 患単位が確立されたものの中には, 全 く偶然的なことから貴重な発見につなが り,こ のことが大きな役割を果 しているものもある. 現在,日 常臨床では数多くの疾患名が使用され ているが,そ の内容は雑多で,厳 密な意味では必 ず しも疾患単位 と考えられないようなものも含ま れている.幅 の広い包括的な概念のものや,症 候 的なもの,慣 用的に使用 されているものなど様々 である1).疾患単位 として確立されたものでは,疾 病像全体を浮き彫 りにするよ うな総合的な基盤が あるので,疾 患名から全体像を想定することが可 能で,日 常臨床でも極めて有用である. 疾病の分離と独立性については,こ れまで深 く 堀 りさげた論議があまりされていないので,今 回, 現段階での考えを整理す ると共に,わ れわれがか ねてからその分離 と独立性を提唱 している"若 年 性上肢遠位部髄節性筋萎縮症"に ついて述べる. 疾病概念の多様性 と病像の変遷 疾病 とは何か,と い う論議は以前から行なわれ ているが,問 題が広範であ り,ま た人間全体の問 題でもあるだけに,具 体的にとらえることはなか なかむつかしく,核 心にふれたものは乏しい.病 理形態にペースをお くものから,代 謝や機能の異 常にスポットをあてるものまで多岐である2).疾 病には,器 質的障害によるものから,心 理障害, 機能障害によるものまで多彩で,す べてを包括す る概念をまとめることはむつかしい *本 講演は1985年4月4日,名 古屋帝千種区吹上 2-6-3,名 古屋市中小企業振興会館にて行なわれた.

nihon naika gakkai zasshi

Separation and establishment of a disease entity - Proposal of a disease entity "juvenile type of distal and segmental muscular atrophy of upper extremities"