English (United Kingdom)

https://curated-unify.zendy.io/wp-json/zendy-region/v1/featured_content/oa?rat=en

https://curated-unify.zendy.io/wp-json/zendy-region/v1/highlighted_journal/

Global: Zendy Tools annual

Presents the keyphrase highlighting as premium feature

Keyphrase Highlighting

Presents the summarisation as premium feature

Summarisation

Insights

Presents the pdf analysis as premium feature

PDF Analysis

Presents the zaia usage as premium feature

ZAIA

Global: Zendy Tools monthly

Global: Zendy Plus monthly

Presents the access of premium content as premium feature

Premium Content

Global: Zendy Plus annual

Global: Zendy Free Plan

心臓血管外科領域において,目下多くの治療法が駆使 されており,どのような手段を応用するのが良いのかと いう多くの選択肢が存在する。動脈硬化症に対する治療法 として,以前は薬物療法と血管外科との治療との両者し か存在しなかった。しかし現在ではバルーンによる血管拡 張術,レーザー治療,アテレクトミー,ステント治療な どといった実に多様な治療の選択肢が存在するように なっている。これら多くの治療法が台頭するようになった 反面,それぞれの血管内治療法の手技をしっかりと熟知 することが必要不可欠となる。これらの手技を安全かつ効 果的に遂行させるためには,その手技の前後における効 果を血管内視鏡を使用して確認することが極めて重要で ある。この経過の中で血管内視鏡の重要性が浮き彫りにさ れてきた。循環器疾患の領域における血管内視鏡の歴史は 古く,1913 年(大正 2 年)に Rhea らが硬性直視鏡を実験 的に使用し心臓の内腔を観察したことが最初である1)。さ らに,1922 年(大正 11 年)に Allen により臨床例で心臓の 内腔が観察された2)。 一方わが国においては,1939 年(昭和 14 年)に榊原が 心臓鏡を使用して僧帽弁の観察を行った3)。その後循環器 系への内視鏡の応用は,血管内へ挿入可能な最小径の光 ファイバーの開発や血液の排除などの問題などから,大 幅にその他の消化器領域からは随分と立ち遅れていった。 ところが 1980 年代に入って光ファイバーの技術の開発 が飛躍的に進歩し,末梢血管や冠動脈にまで挿入可能な フレキシブルな最小経の内視鏡が開発されるようになっ てきた。さらに,十分な光源量と血液が排除できるような チャンネルを有するマルチチャンネル型の小口径の内視 鏡が登場するようになった。近年,心臓や血管の内腔の観 察だけではなく,バルーンによる血管拡張術,レー ザー,アテレクトミー,ステント療法などによる血管内 治療法の前後でその修復術がどのように内腔面を改善し ているのかを詳細に観察できるようになった。この血管内 視鏡の応用により,血管造影法とは異なった情報が得ら れるようになった。すなわち,血管内超音波法を加えて血 管内病変の色調や内部構築が 3 次元的に観察することが 可能となり,血管内治療法の選択がより詳細に判定でき るようになった。著者らも,1980 年の初期よりレーザー 血管形成術や冠動脈形成術中の操作で血管内視鏡による 観察を行ってきた。ここで,著者がなぜ血管内視鏡を使用 心臓血管疾患の診断と治療における血管内視鏡の重要性

Availability of angioscopic guidance for the treatment of cardiovascular disease