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Two types of low reactive level laser treatments (LLLT) have been used to treat patients with chronic rheumatoid arthritis (RA). Acute pain-relieving effective ratio of the low power and low power density laser treatment (10-100W, 1.923-9.615W/cm2, C.W.) was over 70% and that of the high power and low power density laser treatment (1000mW, 0.57W/cm2, C.W.) was about 30%. An inverse relationship was observed on RA patients treated by low power level lasers (10•`60mW) between the laser power and the effective time of irradiation. Laser power plays an important role in determining the degree of the pain-relieving effects. However, the rates of effect were not significantly different between the 60mW treated groups and the 100mW treated group. An inverse relationship was not observed on the 1000mW treated group between the rates of effect and effective time of irradiation. Laser power density plays a more important role in determining the painrelieving offects than total laser power. Key wards : Low Reactive Level Laser (LLLT), Low Power Laser Treatment, Laser Energy, Chronic Rheumatoid Arthritis, Diode Laser Iは じめに レーザ ー治療 は従来 その発 射装 置 の 出力 (Power)に よって低出力,中 出力そ して高出 力 レーザー治療と区別されてきた.一 方,生 体の 反応性からみた分類としては,低 反応 レベルある いは高反応 レベルレーザー治療と呼ばれている. しか し,こ れまでは同 じレーザー治療をレーザー 光発射装置側に立って見るか,生 体側から見るか の違いでしかなかったように も思えた.数 年前, 鎮痛効果を含め,同 じような作用,効 果を期待す る出力1000mWレ ーザー治療装置が開発され,広 く臨床応用 されるようになった.こ の装置は従来 の低出力あるいは低反応 レベルレーザー治療器と 呼ばれる装置とコンセプ トが異なり,レ ーザー ビームを絞 った従来型の点照射タイプに対 して, 照射野あるいは照射面積を広 くとった,い わゆる 面照射タイプのレーザー治療装置である.従 来型 の低出力低反応レベルレーザー治療に対 して,高 出力低反応 レベルレーザーに属する治療装置であ る.慢 性関節 リウマチ(RA)に おける点照射 タ イプレーザー治療の鎮痛効果の有効率が約70%で あることは,す でに内外の報告1)で も明らかであ るが,面 照射タイプレーザー治療に関 しては一定 の認識が得られていない.そ こでこの2つ の異な るタイプに属す るレーザー治療装置を用いて, RAに おける鎮痛効果を比較 し,そ の相違点につ いて検討 し,低 反応レベルレーザー治療の今後に ついて考察を試みた. II対 象 と方法 対象はアメ リカリウマチ協会診断基準による Definite以 上の慢性関節 リウマチ(RA)患 者で ある,10段 階疼痛アナログスケール(VAS)で 3以 上の運動痛を有するSteinbroker分 類でStage I~IIIの炎症手関節を無作為に選んだ,レ ーザー 治療装 置は出力10~100mW,先 端部の照射 ス ポット面積が0.03cm2以下の点照射タイプ(Aタ イ プ)と 照射面積が約1.77cm2で出力1000mWの 面照 射 タイプ(Bタ イプ)の2つ の タイプを用 いた (表1).Aタ イプ レーザー治療は先に報告2)し たように,同 一症例の両側または片側手関節につ いて レーザー出力,機 種を変えてくり返 し照射を 試みた ものである.照 射は手関節周囲圧痛点(約 12点以下)に 対 して各々15秒 間ずつ照射する毎に 日 レ医 誌(JJSLSM)第22巻 第2号(2001) 55 鎮 痛 効 果 を 評 価 し,1点2分 間(120秒 間)ま で の 照 射 時 間 の 範 囲 で 照 射 を く り返 し,中 等 度 改 善 以 上 の 効 果 が 得 られ た 段 階 で照 射 終 了 と した.使 用 したGa-Al-As半 導 体 レー ザ ー 治 療 器 は そ れ ぞ れ 異 な る装 置 の 能 力を も ったJQ305(日 本 赤 外 線 工 業,出 力20~100rnW,パ ワ ー 密 度 約1.923~ 9.615W/cm2,波 長810nm,C.W.),FLAT10 (富 士 電 機,出 力10mW,パ ワ ー 密 度 約0.318 W/cm2,波 長830nm,C .W.)EL700(松 下 電 機, 出 力60mW,パ ワー 密 度 約1.9W/cm2,波 長830nm, C.W.)の3機 種 で あ る.こ のパ ワー 密 度 の 異 な る6種 類 の レーザ ー 光 を す べ て照 射 で き た例 は10 手 関 節 で,5,4,3,2,1種 類 の み照 射 で き た例 は それ ぞ れ5,7,1,14,12手 関節 で あ っ た.最 終 的 に65炎 症 手 関 節 に 対 し,合 計156回 の レー ザ ー治 療 を 試 み 鎮 痛 効 果 と レー ザ ー エ ネ ル ギ ー の関 係 につ いて 評 価 した.さ らに,今 回我 々 は新 た に66炎 症 関 節 を 対 象 と して,Bタ イ プ レー ザ ー 治 療 装 置(MLD-1005松 下,Ga-A1-As半 導 体 レー ザ ー,出 力1000mW,パ ワ ー密 度 約0.57 W/cm2,C.W.)を 用い,手 関節周囲圧痛点(約 12点以下)に 対して,1点15,30,60秒 間照射を それぞれ1週 間以上の照射間隔で同一手関節にく り返 し治療を試みた.治 療結果については,著 明 改善,中 等度改善,軽 度改善,不 変,悪 化の5段 階で治療直後にVASに よ って評価 し急性鎮痛効 果を判定した.な お,そ の うち61症例については, 同時に日本 レーザー治療学会判定基準に準 じた Pain Relief Score(PRS)を 用い,著 効,有 効, 微効,不 変,悪 化の5段 階で評価 した(表2). III 結 果 Bタ イプレーザー治療群の鎮痛効果を表3に 示 した.VAS群 の評価でみると,照 射時間が1点 15秒間~60秒 問の範囲では,照 射時間との相関性 は認めず,照 射時間にかかわ らずすべて軽度改善 以上で60~70%,中 等度改善以上となるとすべて の照射群で有効率30%前 後であ った.PRSの 評 価でも照射時間と有効率に相関性は認めなかった. 一方,先 に報告したAタ イプレーザー治療群65 表1 レーザ ー治療器検討機種 とレーザーエネルギーからみた措置 の能力 *:プ ロー ブ 先端 部 よ り10mm

nippon laser igakkaishi/nihon reza igakkaishi

The relationship between acute pain relieving effects on chronic rheumatoid arthritis patients treated by low power low reactive level laser treatment (low power LLLT) and high power LLLT and laser energy