English (United Kingdom)

https://curated-unify.zendy.io/wp-json/zendy-region/v1/featured_content/oa?rat=en

https://curated-unify.zendy.io/wp-json/zendy-region/v1/highlighted_journal/

Global: Zendy Plus annual

Presents the access of premium content as premium feature

Premium Content

Presents the keyphrase highlighting as premium feature

Keyphrase Highlighting

Presents the summarisation as premium feature

Summarisation

Insights

Presents the pdf analysis as premium feature

PDF Analysis

Presents the zaia usage as premium feature

ZAIA

Global: Zendy Tools annual

Global: Zendy Free Plan

Global: Zendy Tools monthly

Global: Zendy Plus monthly

化石燃料由来の二酸化炭素排出量増加による地球温暖化 抑制が世界規模の課題となって久しいが,化石燃料から再 生可能エネルギーへの転換にはまだ問題が山積している。 木質系バイオマス は国内外に広く存在すると共に,再 生可能資源と位置づけられ,化石燃料を代替することに よりCO2排出量の削減に寄与することが可能である。一般 に,木質系バイオマス燃料は減容化およびエネルギー密度 向上を目的として,事前に炭化処理が行われるが ,吸熱 反応であるため他の熱源が必要となる。通常,木質系バイ オマスの部分燃焼によって得られる熱で炭化を進行させる ため ,エネルギー損失が発生する。したがって,未利用排 熱等の熱源が利用できれば,より高効率な炭化処理が可能 となる。製鉄所などの高温プロセスからは大量の排ガスが 発生しているが,既にその大部分は有効利用されている。 しかし,ダストや腐食性ガスを含む場合や温度変化が大き い排ガスにおいては,効率的な顕熱回収が難しく,未だ技 術開発課題として残されている 。 著者らは,金属球蓄熱体を介して排ガス顕熱を回収し, 木質系バイオマスの炭化処理を行うプロセス(Fig.1)を提 案した 。本プロセスにおいては熱交換器内で排ガス顕熱 を蓄熱体に回収し,木質系バイオマスとともにロータリー キルン型炭化炉に投入する。ここでは,木質系バイオマス は蓄熱体からの伝熱により急速加熱され,炭化の進行と 同時に蓄熱体との衝突による木質系バイオマスの粉砕が 進行する。炭化された木質系バイオマス燃料(バイオマス チャー)は篩分などにより分離され,蓄熱体は炭化炉に再 装入される。本プロセスは連続操業が可能であり,バイオ マスと排熱が直接接触しないため,ダストや腐食性ガスを 含む,あるいは間欠的に発生する排ガスでも有効利用が可 能である。また,炭化炉内では木質系バイオマスの熱分解 に伴い乾留ガスが発生するため,その燃焼熱を炭化に利用 することも期待できる。このようにして得られた粉状の チャーは,カーボンニュートラルの特性を持ち,例えば鉄 鉱石焼結プロセスや含炭塊成鉱 など,鉄鋼製錬の炭材用 途に積極的な利用が期待できる。ロータリーキルンによる バイオマス炭化プロセスは従来いくつか提案されている が,これらは,粉砕メディアを使用しないものや ,比較的 低温のキルン内でバイオマスを半炭化(torrefaction)する ものであり ,蓄熱体によるバイオマスへの熱供給と粉砕 を同時に行うプロセスの報告例は無い。 本研究ではこれまで,蓄熱体からの熱伝達に基づく木質 系バイオマスの炭化挙動を検討するため,内径36 mm,長 さ70 mmの模擬キルンに蓄熱体モデルとして直径9.5 mm のステンレス球を装入し,バイオマス試料の炭化および粉 論 文

Rapid Carbonization Process Using Heat Storage Materials and Characterization of the Obtained Char