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近年, 構造解析技術 の進歩に伴い, 薄 肉断面 を有す る 曲線 ば りの解析 もさかんに研究 され るよ うにな った。薄 肉断面 の揚合 と充実断面 の場合 とで, その力学 的性状 が 異 なるこ とは直線 ば りにおいて も認 め られ ている事実 で あるが, 特 に曲線ば りにおいて は, ね じりの影響 がよ り 厳 しくなる ことか らその相違 は顕著 となる。 薄 肉曲線 ば りの解析 には, 通常, 断面形状 の保持 を前 提 としてそ りね じりの理論 が適用 され ている。 この最 も 初期 の取扱 いは, 1932年 のGottfeldに よる並列 トラス 曲線 ば りの研究1)であ るといわれ ている。さ らに, Umanskij2)に よ り二軸対称1型 ば りが取扱 われ, Wansleben3) によって曲線 ば りのそ りね じ り理論 がかな り進展 した。 しかし, 彼 の理論 では相反作用則 が充足 され ない といわ れてい る。Vlasov4)も また有名な著書 におい て理論 を述 べてい る。最近 ではDabrowski5)が 精力的 に研究 を行 い, そ の成果 を著書 として公刊 してい る。 一方, わが国 においても, 1958年 の平 井 ・倉西の研究6) 頃か ら曲線ば りのそ りね じり理論 が発展 を見 は じめ, 小 西 ・小松 の基礎理 論 に 関す る研究7), 小松 らによる一連 の実用化研究8)~10), さらには, 倉西11), 島田12)そして深 沢13)'14)などによ り基 礎理論 の詳細 な展開 と 応用化 がな された。他 に, 幅員 の広 い場合 を異方性 扇形 平板 として取 扱 う芳村の研究15), あ る い は 折線 近似 を行 う多角形 曲 線 橋理論(遠 藤)16)もある。 この ような基礎 理論 につい て の調 査 とともに, 複雑 な曲線 ば りの方程式 を解 いて設計 に と り入れ るた めの手段 もいろいろ考 え られ, Becker 17) をは じめとす る伝達 マ トリクス法やFO面er級 数解法18) が さかん に報告 され た。 また, 最近 では有 限要素法(変 形法)が コン ピューター解析 に便利 な点か ら適用 され る に至 り, それ とともに, 基礎理論 の再検討 も試 み られて いる19)。 最近 までの以上 の ような成 果は, アメ リカにお ける研 究 の現状 とともに, ASCEの 調 査 レポー トにまとめ られ てい る20)。 断面形状 の変化 を考慮 して曲線 ば りを扱 うことは, ご く最近 に至 り考 え られ るよ うにな った。 これは直線ば り の場合 と同様 に, 床版 あるいは ダイヤフ ラム, スチ フナ ー などの補剛材 と主構造 たるは りの立体的関連挙動 を解

A METHOD FOR NUMERICAL ANALYSIS OF THIN-WALLED CURVED BEAMS CONSISTING OF PLATES AND SHELLS