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2.実験装置および方法 ディーゼル機関 (ヤンマー製,L100V,ボア: 86 mm,ス トローク: 75 mm) のシリンダヘッドにパイレックス製透 過窓を取り付けた.燃焼室側壁には指圧計とガス交換用の 空圧駆動バルブを取り付けている.ピストンクラウンには シュリーレン撮影を行うために平面鏡を貼り付けている. 圧縮比は 9.7 とした.混合気として当量比 0.6 の n-ヘプ タン / 酸素 / アルゴン混合気 (酸素 : アルゴン = 21 : 79) を用意する.シリンダー壁の初期温度は 100°C に固定 している.単一圧縮では下死点にピストンを固定した状態 で混合気をシリンダー内に導入した後にバルブを閉じて圧 縮を開始させる.モータリング圧縮ではピストンを上死点 に固定した状態で混合気を所定に圧力になるまで燃焼室に 導入する.ガス交換バルブを開放した状態でモータリング を開始する.回転速度が 240 rpm に安定した後に空圧バル ブを閉じて圧縮を開始させる.撮影は高速度ビデオ (フォ トロン製 FASTCAM SA5) で行う.自着火炎を撮影する際 にはイメージインテンシファイアー (浜松ホトニクス製 C10880,感度波長範囲 185 ~ 900 nm ) を高速度ビデオに 装着する.自着火炎形態の撮影と同時に色ガラスフィルタ ーと光電子増倍管 (浜松ホトニクス製 1P28) との組み合 わせで Emeléus の冷炎バンドの波長範囲 (東芝化成 350 ~ 520 nm) と熱炎を同定するために 600 ~ 620 nm 付近 の自発光 (これ以降,赤色光) を観察する.

0207 Effect of Density Disturbance on onset images of compression low temperature flame